Cosi e la Vita

_ 好田タクト

斉木さんが推してる吉本出身の大道芸人なんだそうだ．初めてその芸を見たけれど，分かる人にしか分からない，でも今ひとつ弾けきれない芸だった．内容はごく簡単で，古今東西いろんな有名指揮者の顔真似振り真似なのだが，クラシックをそれなりに聴く人じゃないと

小澤征爾がどんな指揮をするか

なんてイメージも湧かないし，よしんば湧いたとしてもそれをデフォルメした芸を見て笑うことなんてできないだろう．しかも今回演じたのはオザワ以外に

朝比奈隆

レヴァイン

そりゃ，実はどちらも（知ってれば）分かりやすい（デフォルメしやすい）指揮者ではあるけれど，知名度がないでしょ，知名度が．予想通り，ほとんど受けていなかった．私は，ユリオカ超特Ｑ氏よりは面白いと思ったけど（この人の良さ，このステージでは分からなかった）．

しかし斉木さんがクラシックが好きとは意外だったなあ．

_ 羽田パタン

こちらはチェックイン時の質問はなかった．その代わり手荷物検査場に入るときに同種の質問が書かれた小さなボードを渡されて「こんなことはありませんか？」と確認された．もちろん名前はフルネームで言わされた．タバラ氏なら「ナイフをお持ちではありませんか？」という問いに「刃渡り19センチを持ってるが，それがどうした！」と答えそうなものだが，テロリストはそうはいかんと思うぞ．

_ 永久追放

昨日もネタになっていた．解雇とか永久追放とかなんとか言っているが，3度捕まっても蘇生した「失恋レストラン」氏という例もあるのだから，きっとまた戻って来るに違いない．そして涙で「いつみても波瀾万丈」にご出演（笑

_ 帰国延期

ご夫君の帰国が3日ほど延びるらしい．今やっておかないと，2月末の旅行に行けなくなるから，だそうだ．現に今進んでいる仕事が2月末まで影響するというのも驚きだし，ここで3日滞在を延ばせばその影響が排除できるというのも驚きだが，まあ，そういうことなのだろう．過去2度彼の仕事のせいで旅行をぶっ飛ばしている（2度目は怒りのあまり台所でミートソースをぶちまけた（ちょっと誇張）過去あり）私としては，もし渡伊がぶっ飛ぼうものなら，大変です．どろどろ粕汁を頭からかけるくらいではすまないですよ．

_ 幸せ，１週間分ほど補給

させていただきました．ごちそうさまでした．なぜか逃げ足の妙に早かった助教授連中に感謝．

_ W杯二次販売

こんだけリダイアルで死にそうになっている人がたくさんいるのに，4日経っても総発売予定枚数の半分，４万枚少ししか売れていないのか．噂によるとオペレータが100人しかいないとか，一人の予約にゆうに10分かかるとかいうことだが，正気か？　まだしも2時間で（強豪チームのカードは）すべて売り切れ，とか言われた方が，まだしもあきらめがつくと思うのだが．

_ うぉー

なんかやらなあかんことが多すぎるぞー．

でもそのうち半分くらい研究のことなので，ちょっと気分的にはよい．

_ 扶養者控除廃止

私や少し上の年代のサラリーマンにとっては，まさしく「家計直撃」の非常に厳しい変更だと思うのですが，その割にあまり批判の声が聞こえないような気がするのはなぜでしょう．

_ さかーねた

EURO2008がオーストリア・スイスの共催となることが決定した．2004年ポルトガル開催も魅力的だが，こちらも実に行く気をそそる．っていうか行くぞー．

今節のCLもイタリア勢は順調（ASローマはまあ置いといて）．ただBoboが怪我をしたらしく1ヶ月の離脱が決定．セリエA次々節でInterはParmaとの対戦のため，日本のメディアは「中田に朗報！」とはしゃいでいる．

_ 南郷力丸

「さてドンジリに控えしは(発音的には「ひけぇしは」だ)」ということでようやく2回生実験実習の順番が回ってきた．今日はボスが14時前に外出せねばならぬということもあり，院生および学部生たちの多大な協力を得てのプログラム実施となった．昨年以上に盛りだくさんで，質的にはよくなったのではないかと思う．もう少しメッセージ性があればもっとよかったんだろうけど，今日はこなすだけで精一杯だった，かな？　来週はもう少し工夫してみよう．16時過ぎに終了．

私としては，今後「自分が主体となってやる」実習ネタとして非常に貴重な経験となった．

_ 来訪者ひきもきらず

午前中に4つも荷物が届いた。これが全部お歳暮だったらどんなにいいだろう。でもJALカレンダーが2つも来た。せめて種類を変えてくれれば…と思うがまったく同じ美女カレンダーである。書き込み可能なのでひとつあれば便利だが、2つはいらぬ。

_ 打ち合わせ＠梅田

希望と不安が交錯するなあ。

_ タイガースショップ

せっかく梅田に出てきたし、と思って立ち寄ったが何も買わず。サンタさんトラッキーは当然売り切れていた。ショップはもちろんどこもかしこも人込みで大変。よくもみなさんこんなところを平気で歩いて買い物ができるものだ。元来自閉傾向が強い私には耐えられません。

おまけに西宮北口まで戻ってきたらいきなりの雨。家までチャリで帰る間にびしょ濡れになるくらい、相当の強さだった。

_ 間欠強化

ほんとに悪い人だ。

でも、「要求に応えられない」言い訳の仕方が稚拙なところがかわいらしい。私がそんなに難しいタスクをあなたに要求すると思うかい？私が頼んだものはね、そこじゃなくても、どーこでも売ってる、はっきりいって大阪でも売ってるものなんだよ（笑

でも、あんなものも持って帰って来れない人だし、と分かっているのでちっとも期待はしていない。

_ ひまわり

今日は早く寝よう…と寝室に行ったのだが、桶川女子大生ストーカー殺人事件を扱った「ひまわり」を見てしまい、結局寝られず。

ドラマ自体は土ワイとは思えないいいつくりだった（内山理名が結構演技がうまいことが分かった）のに、次回のお知らせが「混浴露天風呂」シリーズで、裸のおねーちゃんが3人ぼろーんと出てきて、しかも登場人物の一人が詩織って名前なのは、やっぱりマスコミって被害者感情なんて何も分かっていないんだなあということを痛感させられる出来事でした。あーあ。

_ 東大、公立出身者が増加＝「親は高額所得者」間違い−０３年の学生生活実態調査

やや旧聞に属する話題，Y!ニュースのトップカテゴリに入ったときに，そこらの社会心理学者がみな話題にした（サンプル数=4）調査結果だ．この報道だけではいろいろな疑問の余地があったのだが，Survey-MLで調査責任者たるIKKN先生のコメントがあり，ほんとうのところがよく分かって参考になった．やはり，これもまたメディアによる先入観に満ちた「真実」の報道の所産であったようだ．統計数字というのは素人さんに下手に扱われると怖いねえ．

_ 今日の予定

自宅でチャンス発見シンポ用論文書き．午後は阪大豊中キャンパスで質問紙調査依頼の営業．帰ってきたら日記ログデータの整理作業をやろう…

家の前の道路をユンボががりがりやっていて，やっぱり家が揺れる．この2ヶ月ほどよくこの状態に毎日耐えているな近所の人たちは．ほんまにもう，日中ありえない騒音ですよ．これで終わった暁に何かが変わってなければ怒る．少なくとも道路は舗装しろ．

_ 朝から

実は昨日は神のお告げを実行したところとんでもないことになり，ほとんど午前様ギリギリの帰宅となってしまった．しかーも，仕事をたくさん積み残して．

夜明け前はさすがに激寒だったが，エアコンとハロゲンヒーターの二段構えで書斎をがんがん暖め，5時起きでT大卒論の添削．形にはなってきた．

_ 今日の予定

hus→T大の非常勤行脚．husは今日が年内最終なので，TAsと一緒にぷち打ち上げランチ＠本部棟レストラン「匠」．前はなんとなく薄暗かった「食堂」が明るい「レストラン」風（あくまでもレストランではない）になっていた．中身は，よくあるアラカルト方式のレストランの味と変わりはしないが，しかし今までのキャンパス内食生活を考えれば，これでも驚きの変化だろう．今日はジンギスカンとサラダとコーンスープとご飯で820円．アラカルトにすると絶対に客単価は上がる．まちかねM君お勧めのかき揚げうどんは，また次にチャレンジしよう．

T大終了後学園前にてSID2006関係打ち合わせwithセクレタリアットの担当者．何度かプライベートでご飯を一緒に食べたことがあるHさんと，今日はビジネスミーティングだ．社長である．あれこれとこちらの財政を気遣ってくださったので，ありがたい．

いつもより１時間遅く帰宅．もうさむすぎ．

_ 大変らしい

某社の不祥事関連．既に白物家電系の社員はみな根こそぎ戸別訪問によるローラー作戦にかり出されているそうだが，とりあえず無関係な職場にいるご夫君にも指令が．先般新聞に折り込まれたチラシを，近所の家にポスティングしてこいというもの．話題作りにと持ってかえってきたそのチラシ，しっかり受け取りましたとも．，しかしあのCMもそうなのだが，なんだか情報過多なチラシだ．テレビも新聞も見ないラジオも聴かないような人がこれを見て，まともに理解できるのだろうか．

_ シラバス

帰宅した時点でもまだ完成度0％だったが，とりあえずなんとか8科目はできた．残りは3科目である．つまり見かけ上の完成度は70％を超えたわけだ．

しかしこれまでに完成した科目はすべて今年度担当しているか，同じ領域のAさんが担当していた科目なので，既存のファイルに少し手を入れるだけですむ．一方で，残りの科目はすべて来年度初めて開講する講義科目である．つまり，ゼロから書き出す必要がある．とりあえず，頭の中で考えていることを，明日の朝1時間で文章にしよう．

_ 寝込む

昨夜普通に寝たのだが，睡眠中に異様な寒気を覚えて飛び起きた．時計を見ると1時半．寒くて寝られないような状況になり，その後はトイレとも仲良く…　昨夜まで何の体調不良の兆候もなく，症状発症後も喉の痛みや高い発熱などはない．

ノロウイルスか…

自慢じゃないが人生において既に3度も，しかも生牡蠣でやられてきたので，大流行だという今年は慎重になっていた．もちろん牡蠣など生ものをこの2日内外に食べてもいない．しかし突然の発症．経口感染か？　よく分からないが，とりあえず大学は休み，ひたすら寝ていた．1限の演習は1月に持ち越しになってしまうが，やむを得ない．日中はお腹が痛かったり少し熱が上がったり（といっても37度ちょっと）と症状は一進一退だった．

_ 教育再生会議

というのはこういう方々（と有識ではない人たち？）で構成されているようですが，「と」な提案をするというメンバーの資質を疑問視されかねない手法を使ってでも，いわゆるdevil's advocateをわざと演じるための組織なのでしょうか？　あ，それともNOVA倒産で失職した英会話教師たちの再生を狙ってる？

_ [OnPro] 進捗状況

メンバーMLを作った．Onちゃんプロジェクトというのは私にとっての符牒で敷かなく意味不明なので，ごまっとうな名前にした．

各章プロットの提出〆切を1/10に設定．

監修者＋編著者の打ち合わせを1/12に設定．

今日は友引なのでプロジェクトキックオフには吉日らしい．

_ 日本学士院会員に難波精一郎氏ら

難波先生ってそんな偉大な方だったのか…

過去に心理学者で会員になった人など知らないなあ，と思って調べてみたが,会員＝生きている人にはいない．物故会員で「心理学」をキーワードに検索すると下記の4名が出てきた．

松本　亦太郎 文 心理学 選定　大正10. 1.24
佐久間　鼎 文 心理学 選定　昭和41.11.12
高木　貞二  心理学 選定　昭和33. 3.12
梅津　八三 文 心理学 選定　昭和56.12.12

微妙…（高木という方の名前だけうっすら分かる）．

_ あぶない，あぶない

今日は車で来たのだが，途中でそれを忘れてしまい，危うくバスで帰りそうになった．

_ 引っ越しの見積もり

今日と明日で3社に依頼．前回頼んだ中堅のAさんと，パナと提携しているらしい（だからどうということもないが）大手の猫と，パナ営業君が紹介してくれた地元のB．業者の要因のみの効果を検証するため，各社に同じ対応をすることにした．つまり，常に「荷造り＋引っ越しパック」「3社呼んでる」「お宅が最初に来た」「3つのうち一番安いところに決める」という情報を与えて，見積もりを出させるのである．

まずAさん．いつもの通り，最初に見積もり価格（高め）を呈示の後に「上司との相談電話」を経て値引き価格を出してきた．猫＋Bと相見積もりをしていることを話すと，明らかにBを意識しまくりだった．猫には「猫は高いですよ」と自信ありげ．値引き価格は，最初の見積価格からすると25%引き程度だった．

次に猫．電話の対応からドライだったそうなので「多分やる気なしおだろう」という予測をしていたのだが，その通り．上記の情報呈示のうち「荷造り＋引っ越しパック」を希望すること以外を話す暇もなく，あっさり見積もり価格が出る．所定の値引きを含めて，ほぼAの値引き後価格の倍額．いくらなんでも猫ブランドってそこまですごいだろうか．このあっさりぶりで関西で商売やっていけるというのが不思議であった．うーん．既に条件統制が破綻したではないか．どうしてくれる．だからフィールド実験は難しい．生態学的妥当性を高め(ry

B社は明朝．

_ 午後は打ち合わせ

1週間ぶりに訪れた新居は，1Fにもすべて壁紙が貼られ，照明器具がつき，ドアもつき，台所もトイレもついて，激変していた．今までは「工事現場」だったのが，一気に「家」になった感じ．現場監督のYさんは，

まだ，僕の家です！

と自慢していた（笑

その後はご両親様も一部交えて外構の打ち合わせ．大体仕様は固まったが，後は値段だ．

_ 年賀状作成

夜はフォトショで年賀状を作成．メインはいつものように写真だが，今年の旅行中に撮影したものから，「いつもの系」「風景系」「干支系」の3つを選んだ．背景画像は「分かる人には分かる」ものに．後は，昨年買った図案集CD-ROMを適当に使い回して配置して終了．印刷はぼちぼちやりましょう．

_ 新宿の夜明け

高みからの夜明けの眺めもまた乙なもの．

_ 谷中霊園

日暮里駅で初下車．いかにも下町って感じ．谷中霊園は駅からすぐだった．冬晴れの穏やかな日で，墓巡りには最適だった．よしろうさんから事前情報を得ていたので，管理事務所でのマップ入手（喜捨よろ形式）もスムーズだった．霊園のサイズは比較的コンパクトで，数時間でじゅうぶん回れたのでよかった．青山霊園や多磨霊園やウィーン中央墓地はそうもいかんのです…．

ついでに随分評判がいいらしいパティスリー・イナムラショウゾウに出かけてみた．霊園からめっちゃすぐ．大行列になりそうな予感のする雰囲気（整理員常駐）だったが，それほど混雑していなくてよかった．シュークリームを昼ごはんに食べてみたが，ごてごてしてないやさしいお味でした．

なお谷中霊園のお墓についてはどこよりなによりこのサイトが詳しい．このデータベース，作ろうと思って作れるものではない（コツコツやってるうちにできちゃったのではないかという）気がする．あまりにすごくて，帰りの新幹線で静岡を知らない間に通過していた！今日もらったマップの「有名人」リストはいまいち（それでも100名くらいはあるけど）だから，次回はこのデータベースを併用したい．

_ 添削まみれ

卒論の〆切まであと1週間．週明け月曜日に800名弱の卒論提出者が事務室窓口に殺到するというのは考えたくない状況だ，文学部人大杉．というわけでどの専修もどのゼミも「今週中に出しましょう！」キャンペーンを張っている．例えば，こんな感じ（心理学専修，英米文学英語学専修）だ．

ということは実質あと5日しかない．「もう出してもよい」というゴーサインが出せたのは12名中1名のみ，という状況での週明けで，その1名以外からの草稿が早朝からどかどかと押し寄せる．そして終日添削にまみれる．もちろんもう細かいところに赤字を入れたくはないのだが，そうできる学生とそうできない学生がおり，後者の学生のスキルは短期間で劇的に改善されるようなわけもなく…　いやもう正直なんと申しますか，言葉がありません．

結局今日の段階で新たにゴーサインが出せたのは2名．明日のゼミまでに何とか出せる状況に修正できるかもしれないのが5名．残り4名は，今週中に出せればよいが，1名か2名は地獄の月曜日を迎えるかもしれない．

うーむ，先週の火曜日と比較すると，状況は大して変わっていないではないか．私も指導教員にこんなに手間をかけさせていたろうか．そんなことなかったという記憶しか残っていないが，それは「師匠の心，弟子知らず」なのだろうか．

ともあれ，明日のゼミでは添削終了宣言を出す予定．あとは自力でなんとかしなさい．

_ まだまだ，卒論

〆切1週間前となったが，まだゴーサインを出せた学生は1人だけ．2限のゼミでは全員に現段階での原稿を持参させて，相互に読み合わせをしてもらった．本当ならもっと早い時期にそれをして切磋琢磨を願いたいところなのだが，人数がたくさんいるとそうそう足並みが揃わない．ようやくほとんどの学生はなんとなく論文の体裁をなしてきたので今さらながらの作業となった．

それぞれが黙々と仲間の原稿を読み，誤字脱字など細かいところを中心にチェックしている中，私は引用文献リストのみを見てひたすらに赤入れ．本文との対応関係やら本当にこの書誌情報で正しいのかなどを確認していたら大変なことになるので，明らかにこりゃ抜け漏れ/間違いだろうよ，というものだけを指摘するにとどめた．細かいミスは誰しもある（私自身だって未だに絶滅させるのは難しい）が，何も言わなくてもそれなりにちゃんとした体裁のものを書ける学生とそうでない学生の落差は激しく，当然本文の質の高さとの相関は高い．一方で，普段の「真面目に勉学に励んでいる様子」とは必ずしも相関しないから面白い．ともかく「そうでない学生」には本当に心の底から，

君は4年間ここで何をやってきたのだね

と問いかけたい気持ちになる．実際本人にもそう伝えているが，誰がやったか君の卒論，という話だ．

_ 仙台日帰り出張

月曜日に続いて，今日も出張．今度は日本認知科学会第29回大会に参加するために仙台へ．月曜日と同じく単なる「聴講」すなわち情報収集目的で，自分の発表やら会議やらのdutyは何もなく，ただ4つのミッションを果たせばよいので，大変お気楽．

ここ1週間ほど冷え込んでいるし東北地方は荒れ模様の日もあったと聞いていたのでどんな状況だろうかと少々心配していたが，幸い今日はとてもよく晴れていて，大阪とほぼ似たような天気と気温だった．少し風がきついかな？くらいで，雪もほとんど残っておらず．

仙台空港に到着したのが11時前，まずはまっすぐ冠舌屋さんへ．昨年の仙台ツアーで購入した「牛タンまるごと1本」がとてもおいしかったお店のレストランである．通常，一人飯は大変苦手な私だが，おそらく一番客だったのだろうがらんとした店内にずかずかと入り，

牛タン定食，塩ひとつ！

と叫ぶくらいは牛タン好きである．焼いた牛タンの他に，小さなタンシチュー，テールスープ，お漬け物，そしてどんぶりサイズの麦飯がついて1380円．羽田空港の店よりも当然だろうが随分リーズナブル．お客さんもその後続々やってきて，お昼前なのに賑わっていた．だって，おいしいもんね．ミッション1完遂．

空港アクセス線で仙台駅まで出て，相変わらずどのバスをどこでどう並べよいのかよく分からない，情報が過多すぎて整理されていないBAD UIの典型例なバスターミナルから学会会場の仙台国際センターへ．受付でいきなり弁当（有料1000円）に「これは1000円の価値がない！明日もこの業者？それなら修正させなければならない！」と息巻いているオッサンがいたのに少々面食らったが，後でとても「有名な」方だと知った．

今日のメインの目的は社会心理学会に引き続いて宇宙飛行士の野口聡一さんの研究発表を聴講すること．当該セッションは混雑が予想されたので早めに到着しておこうと思ったら1時間以上前だった．さすがに早すぎるかと思ったがちょうど昼休みで，発表会場にも入ることができたので，絶好のポジションを確保．しかも野口さんご一行もほどなくいらしたので，おそらく他の人たちはほとんど彼が来たとは気付いていない段階で，ご挨拶をすることができた．社心大会でご挨拶したこととシンポで話題提供した内容をちゃんと覚えていてくださっていたので，単純にうれしい．研究チームの方々もご紹介いただいて，ミッション2完遂．

野口さんによるものを始め，学会発表をいくつか拝聴して情報収集をした後，早々に会場を離脱して再度仙台空港へ．さすがに昼夕と牛タン定食を食べるだけのお腹の余裕はないので，今度はまっすぐ「まるごと一本」の売店へ．今日はポスドクと院生たちが卒論の面倒を見てくれているので，彼らへのお礼の気持ちを込めて各1パック（丸ごと，じゃないやつだけど）のお土産も購入．ミッション3完遂．

まだしばらく搭乗まで時間があるなあ，とサッポロ黒生を飲みながらラウンジでまったり（ミッション4完遂）していたら，JALの方が「1つ早い便に空席がありますが，いかがなさいますか」と声をかけてくださった．ありがたくお受けして17:30の便（ガラガラだった）に搭乗し，19時過ぎには帰宅．

ミッションコンプリート！

_ 忠臣蔵講演余波

先だっての忠臣蔵ウイークの講演ははびーに同行してもらって，彼はおそらく初めて生で私が「講演」をしているところを見たのだが，このイベントをきっかけに，これまでは事件が「仇討ち」であることと，メインキャスト数名（堀部安兵衛レベルまで）の名前しか知らなかったのが，随分忠臣蔵に興味が湧いたらしい．赤穂滞在中からあれこれPCで検索して調べているようだったが，先日帰宅してみると，普段はまったく見ないような時代劇がテレビ画面に．なんぞ？と思ったら時代劇専門チャンネルで放送され始めた忠臣蔵であった．1979年作品，内蔵助は目張りバリバリの萬屋錦之介で吉良上野介は鵜飼教授な悪さ丸出しの小沢栄太郎である．昭和のハンサムが好きな私としてはついつい成田三樹夫や天知茂に目が行ってしまうが，彼としてはこれで一通りのストーリーを把握しようというつもりらしい（もちろん史実に忠実ではないことは了解している）．今日もいきなり，

南部坂雪の別れ

とか言いだすのでびっくりした．講談か！