Cosi e la Vita

_ 師走

あくまで「自分的」にだが，心平穏にこの年末を迎えることができるようになったのは，ひとえに自分の努力の賜物です．誰もほめてくれないので（と書くと一生懸命ほめてくださろうとする方がいて心が痛いのですが）またもや自分で自分をほめておくことにします．えらいよ，あんた．

_ 本日抽選

私たちが観戦するカードが今日決まります．めっちゃドキドキ．ポルトガルは韓国で１次リーグというウワサがあるようです...　わーん，ルイさまぁ！

_ 偽・位置情報

新しい携帯に「位置情報」というサービスがついている．迷子ちゃんや盗難車を探すのに便利だ，というあれである．どういうタイミングなのかイマイチ分からないのだが，大体大学に出勤した頃と家に帰ってきた頃に（つまり位置がダイナミックに動いたとき，なのだろう）履歴が更新されている．しかしこの位置情報，ものすごくアバウトすぎる．自宅付近は「吹田市青葉丘北」になる．これは100メートルほど先の住所だからいいとしよう．しかし駐車場付近は「摂津市千里丘北」だ．おいおい，自宅から歩いて3分でなんで千里丘なのだ．そして出勤途上の車の中？が「茨木市南春日丘」これはよく現状を反映していてよろしい．しかし大学に着くといきなり「豊中市新千里東町」・・・ってそれは千里中央やろ！車で10分かかるって！

このままでは私は出勤拒否症でセルシーをうろうろしている情けない人になってしまいます．この情報，迷子老人でもないし，車も盗まれていない私はどうやって役立てたらよいのでしょうね？

_ ウイルス自己防衛

偉大なYADA氏作成のスクリプトにより，公的トップページにウイルス自己防衛を施した．IEユーザで5.5/6のSP2以降，なおかつセキュリティパッチQ312461をインストールしていない人は，自動的にダウンロードサイトに飛ばすというもの．見ず知らずの人間からのBADTRANSは，めーわくだかんね．

_ 電子ジャーナル

チャット研究の資料論文をボチボチ書いている．とりあえず「テクニカルレポート」にしてしまおうという算段だ．文献を補充しようと思っていくつか探したのだが，この手の研究，電子ジャーナルが多くて困る．数年前までは印刷物＆電子ジャーナル提供が多かったし，電子的に提供されるのは「サービス」みたいなところがあったけど，最近は電子的にしか発行せず，しかもダウンロードは有料というところが多い．資料を集めるのだから当然金くらい払えよ，という声もあるだろうが，全文読んでもいない（役に立つかどうか分からない）論文に30USDも払えないよ...困ったなあ．

_ やった！！

二人して大騒ぎして抽選会を見守った．ドローの司会者さん，マイク・マイヤースに似てた．第一希望のポルトガルが韓国に行ってしまったのは残念だけど，観戦カードは Group of Death 決定のFグループの2-3で，イングランドVSナイジェリアに決定！イングランドは第二希望だったし，スウェーデンがF4になった時点でもう一つはへぼチームと覚悟を決めていただけに，タレントの揃うナイジェリアになったのはシロウト観戦者にとっては一番ありがたい．

さあ，大阪の街をフーリガンが襲う！^^;

Group A France Senegal Uruguay Denmark
Group B Spain Slovenia Paraguay South Africa
Group C Brazil Turkey China Costa Rica
Group D South Korea Poland United States Portugal
Group E Germany Saudi Arabia Ireland Cameroon
Group F Argentina Nigeria England Sweden
Group G Italy Ecuador Croatia Mexico 
Group H Japan Belgium Russia Tunisia

_ 終日競馬場

8時に家を出て9時前に阪神に着いたのに，既にJRAの駐車場は満車だった．例によって斜の位置にあるマンションの下に停めたが，開催時は3500円もするんじゃ．たかっ．

競馬場でのことどもについてはフォトメモ参照．午前中は完全に焼き鳥で「こ，このままでは忘年会に行けぬ」という状態まで追い込まれたが，午後に2つ当てたのでなんとか助かった．

で，久しぶりにメイン的中。ピースオブワールドの勝利は動かないと見て人気薄目の5点流しで，と書けば聞こえはよいが，要するに今日も結局「適当に」買った馬券しか当たらなかったわけだ。でも結果的に6000円浮いたので、忘年会の費用と交通費が出たからいいことにする。

WSJS、河内のオッサンが今日のレースを連勝して優勝．表彰式でも暖かいファンからの拍手を受けていた．有終の美でよかった。ゲストプレゼンターに酒井美紀が来ていたが，ちょっとどうかなあと思う姿だった．

ご夫君は随分私より派手に賭けて（相対的評価）派手に沈んでいたように思うが，どうやら海外出張続きでお小遣いが貯まっているらしく，平気な顔をしていた．

_ 夜忘年会

女四人で姦しく以上に飲むの巻．本来はここに仏人男性1人を加えての予定だったのだが「夜遊びしすぎ」でご本人がキャンセル．残念だったが，日本語でしゃべれるからちょっとほっとした．

_ 人的ネットワーク

ノルウェー人だって，こないだ離婚したNHKアナだって，「茶髪の風雲児」弁護士だって，そしてあんなひともこんなひとも，実は2ホップくらいでみんなつながってしまうのさ．What's a small world!!

_ 電子的ネットワーク

1時間くらい別室で作業していて助手室に戻ると，メイルが読み込まれていない．昨日に引き続きまたネットワークが停まっているのか！と思ったら，ハブのコンセントが抜けていた！（というより，ハブのコンセントがささっている延長コードの親玉のところでコンセントが抜けていた）　かなり恥ずかしいぞ！

_ [tigers] 本日の契約更改交渉

赤星と吉野様．アンちゃんへの提示が1500万→3800万（推定：保留）ということは，吉野様は2100万→3000万くらいだろうかと予測してみる（が，カナザーが2800万更改と知り，この査定は辛すぎると反省）．

→赤星は1億でサイン

→な，なんと吉野様は4200万を保留！ おそらく共闘していると思われるアンちゃんは5000万狙いと言うことか．こちらに「目を赤くした」らしい写真あり．安価でハンを捺したら恵夫人に怒られるもんね〜．

虎公式「オフシーズントラ番News」より：「豊中署の一日署長に任命された吉野投手。キリリとした警察官の制服に身を包み、年末年始特別警戒発隊式に臨みました。警察官や一般市民を前に挨拶をし「めちゃくちゃ緊張しましたよぉ！マウンドより緊張しますね」と高揚した表情。「来シーズンは連覇ですね！今年同様１軍にいて、貢献したい！」と決意も新たにしていました。」

わーん、西宮市民より断然豊中市民の方がいいじゃないか〜。

_ TAWARA入籍

谷！君は神戸市内に住んでいるのではなかったのか！　東大阪出身ではなかったのか！　高校だって香川だろう！　阪神の選手ならともかく，君は神戸の球団の人じゃないか！　なぜ！なぜ西宮市役所なんだ！

_ プレゼン研究会臨時版

もう帰ろうかな，と思っていたら今週学振特別研究員の面接に行くというNさんが廊下の向こうからやってきて「面接の時のプレゼンを見てほしい」とおっしゃる．そんなことはお安い御用（などと気軽に引き受けてよいものか？）と1時間ばかりつきあった．A0ポスタを前にして，プレゼン4分質疑6分だそうだ．実に緊張の10分だろう．自分なりにいろいろアドバイスはしてみたものの，私にとっては未体験ゾーンだから的確であるかどうかは微妙である．ごめん，Nさん．と先に謝る．

東京土産は，草加煎餅にしてください．あ，シンプルな醤油味だけでいいです（笑

_ これ、すごいよ

天理大学の「入試問題に誤字脱字が多すぎて合否判定不能」な推薦入試。

_ 12月か…

そんな気が全然しない．お歳暮の調達を忘れているので急がなければならない．茄子がいつなのかも分からない．年賀状？プリンタを新しくしようかなあと考えているくらい．そう，私は滅多に喪中欠礼をしない人間なのであった．

_ お船でどんぶらこ♪

SGRの抜き刷りが届いた．しかし結局PDFの方が使いでがいいのもまた事実である．ようやくオンラインからも取れるようになったので，とりあえずしばらくはまたSAGEのフリーアクセスキャンペーンが始まるのを待とう．１年経ってなければ，あきらめてUSD25出そう…

_ ジョブスタック

会議の合間に仕事を片付けるも思うほど進まず残業モード。明日は明石郵便局に行かなくては… 貴公子君にやってもらうつもりが結局私がやるはめに(>_<)

_ 今日の予定

1,2限社会心理学研究法，4限情報処理実習II，実験1本．

今日の研究法の講義には貴公子君が質問紙調査の依頼にやってくる．せっかく来るのだからゲスト講義でもしてもらいたいところだが，残念ながらそうした「あそび」を入れるだけの余裕がないのだった．

貴公子君からは面白いニュースを聞く。世の中、動いているもんだ。年の瀬に入り、同類のネタはこれからもたくさん入ってくるのだろう。

_ SPSSの不親切な事実

Ver13の出力は，Ver12など下位バージョンでは，絶対に開かない．

今度出るVer14の出力も，もちろん下位バージョンでは，絶対に開かない（13と14の互換性は未確認．ひょっとしてOKかもしれない．

具体的にはグラフ作成のエンジンが変わっているからなのだそうだが，表しかない出力でも，開かない．

もちろん自分が使っている環境のすべてのSPSSのバージョンが揃っていれば何の問題も生じないのだけれど，一つでも齟齬が生じると，おかしなことになる．現状，本務校では情報処理センターの端末はVer12，学科の学生のPCにインストールさせているものがVer13なので，彼らが自宅で作業した結果は，大学では開けないということになるのだ．一応センターにはバージョンアップを検討してもらうよう依頼したわけだが…

あんなに頻繁にバージョンアップを繰り返しつつ，何の対策もないなんて．自分の差配できる環境だけでSPSSを使っているわけじゃないんだということは…まあ，わかりたくもないわな，彼らは．

この件で電話で問い合わせたときに，テックラインの女性は，それはREADMEにも書いてありますけどと断言なさった．確かに「SPSS ドキュメント ファイル (*.spo) のフォーマットが変更されたため、SPSS 13 で作成した出力ドキュメントは以前のバージョンの SPSS for Windows および SmartViewer では読み込めません。」と書いてある．その断言には間違いはない．しかし，買ってから読む（いや，私は読んでなかったが）情報に書いてあるだけってのは，些か不親切ではないのかね．

そしてまた，SPSSが嫌いになった私だった（もとから嫌いなのが亢進した）．

→情報処理センターは来年度にバージョンアップ作業をしてくれることになりそうだ．13か14はまだ未定だが，それに連動してこちらのバージョンも動かせばよかろう．何百ものマシンのSPSSをアップデートする作業なのだから，すぐにやれなどと横車を押す気にはなれない．今年度中は我慢してもらうしかないだろう．

_ [class] 社会心理学研究法[9]

前回最後に出した課題（相関分析とt検定の結果をレポート風に書く）について，正しいやり方をデモしつつ，自分がやってきた課題を添削させる．当然のことながら，45分じっくり時間をかければ，単に赤を入れて返すより理解度は向上するようである．

その後の45分は，分散分析とは何だったかを思い出して，心理統計法の時にやった例題をSPSSでやってみて「ほら，同じ数値が出てきたでしょ，だからこの部分を見ればいいんだよ」という説明．これも，じっくりと時間をかけて昔（って半年も経ってないが）を振り返ったので，比較的落伍する学生はいなかったよう．多重比較まで踏み込むとパニックになるのは目に見えているので，まずはここまで．

このところ「とてもじゃないがついていけない」という反響が多かったオンライン大福帳も，今日は比較的平和なコメントが多い．その原因の1/3くらいは，ついていけなかった学生が落伍したことによるものかもしれないが，残りの2/3は，ペースをややスローダウンしたことの効果だろう．まあ，これでもなんとか心理統計法でやった分析はフォローできそう．かな．

_ 実験

今日1限に改めて参加者を募り，結局全体で30人くらいのデータが取れそうな見込みになった．その代わり再来週までは，大学に来たら授業してるか実験してるか会議してるかどれか，というスケジュールになる．今のところ，無断でぶっちする学生もおらず，大変みなさん真摯に対応してくれて私はうれしい．

_ 祭にならず

お寒いネタは軍務大臣現役武官制…ではなく現役教授セクハラ逮捕事件だが（また東京裁判DVDを環境音楽として流しているのでついついこのような置き換えをしてしまう），2chではほとんど話題にならず消えていきそうな気配である．まあ，よかったということにしよう．

今日も午前中は授業＆ゼミ，午後は論文執筆と実験準備に邁進．しかし今週はPCに向かいすぎのせいかドライアイで目が痛い．ふと思い出して，2005年にアイスランドのブルーラグーンで買ってきたeye lid relaxerを装着してみた．装着中に誰か来たら，うっかり捕まった宇宙人みたいでかなり恥ずかしいと思う．

_ 論文まだまだ書き書き

結果の部分が大体書けた．だらだらといろんなことを書き連ねていると紙幅ばかりとってあまり面白くないので，思い切ってシェイプアップ．主張したいことが見えやすくなるように交通整理をした．質問紙調査とはいえ，生々しい行動のデータを分析するのはやはり面白い．ほったらかしの生扉ブログデータ，これや山びこデータよりは生々しさに欠けているのが欠点だけど，どうにかして陽の目を見させてあげたいなあ．

_ ハウジングパーク西宮

今日は住友林業とダイワハウスと三井ホームに行ってみた．やっぱり建築材料とか構造とか方法は比較的どうでもよく，「この人にアイディア考えてもらうと面白いかな」と思える人に出会えるかどうかだけが問題のような気がしてきた．

その点で今日のダイワハウスの担当者は痛快なまでにダメダメだった．「南向きの土地でしたら…是非外観にこだわっていただきたいです！」といきなり大見得切られたときは，思わず二人で失笑してしまった．君，現地知らんやろ．まあ，ダメすぎただけにこっちもアグレッシブに「こういうのはいかがですか？」「あ，嫌いです」等々，やたらと強気に出られた点では面白かったとも言えるけれど，ちょっと人生のone of 重大事を任せる気にはなりませんなあｗ

_ 師走の失敗

朝，出張から帰ったままにしてあった鞄を適当に整理して，ノートパソコンの革ケースをぽいとソファに放り投げて車で出発．もうすぐ43号線というところで，

あ゛，iPodをあのケースに入れてた！

と気がついた．鞄の中をごそごそ探してもやっぱりない．給油のために立ち寄ったガソリンスタンドからご夫君に電話．iPodから今日最低限必要な授業用PPTだけをメイルで送ってもらって事なきを得た．私が出る時に起きていてくれたので助かった．

ありがとうございました．これまでならお礼においしいケーキでも、というところなのだが、ダイエット絶賛実施中の我が家でそれはただの嫌がらせである（笑

_ 卒論生奉献週間

本学の卒論〆切は12/15の17時．ということであと2週間を切った．今日以降は，研究室に在室している時間はすべて卒論生のために使えるように確保するスクランブルモードに入る．既に明日は9名，明後日は4名のアポあり．しかしこのところほとんど一度も顔を見せない学生も複数いる．一体どうなっているのやら．まあ，究極的には彼らの個人事案なので，私が強制的に何かをするわけにはいかない（もちろん放置しているわけではなく，逐次連絡は試みている）．一番面倒なのは，直前になってパニくられることなんだなあ…．

とはいえ後期試験問題の作成だのシラバス作成だの査読が日米2本だのそういえば12月末に〆切だと言われていたオンライン事典の原稿だの，処理案件はいっぱいある．まあ，幸いにもみな隙間仕事だな．

_ 瀬戸は日暮れて

今日はとても美しい夕焼けだった．研究室棟から瀬戸内海〜淡路島方向に向けてパチリ．今日は月と金星・木星が一番近くに見える日らしく，この写真にも金星はうつっている（ほとんどホコリなみに小さいけど）．

_ やっぱり凡庸

今朝研究室に着いてすぐにベーム×VPOのブラ2を聴き直してみた．やっぱりつまらない．ご夫君も通勤途上のiPodで同じく聴き直したらしく，帰ってきて開口一番，

あれ，やっぱり全然違うんやけど

と言っていた．だよね〜．

_ 仕分け人はこう語る

中村桂子氏の12月1日付の「ちょっと一言」（当該コンテンツのトップページにリンクしているが，事後は過去ログに収納されると思われる），まことに正論である．

皆んな自分のことを考え、自分のところにお金が来ることを思う気持の方が強いようで、
せっかくのきっかけだと思うのに、研究者全体でこの国の将来を考えましょうとはならず、
お金を削減するのはけしからんと言う声だけなのです。

そ，そうなんですか？そいつは随分貧困なことですなあ…

しかしこの方，我が父よりも1つ年上なのだ．若い．

_ たんたんと

3年ゼミプロジェクト実習の指導をし，卒論を添削し，試験問題や授業資料を作った．部屋にこもりきりだったので，暖かかったという日中を実感することはできなかった．

_ 今日も多忙日

教授会はなかったが「直線の切片と傾きにつてあれやこれやと議論する委員会」があった．午前中もあれやこれやと授業や卒論関係，会計関連の雑事をしていたため個人的に生産的なことは何もできず．明日は何とかしたいものである．

あまりに日記の内容が陳腐なので，帰りにライトアップしたクリスマスツリーの写真を撮って貼り付けることにする予定は未定．

バスの時間が迫っていたので慌てて撮った1枚．

_ 新聞記事掲載

日本社会心理学会の広報委員として関わった，東日本大震災に関わる日本社会心理学会の特設サイト「東日本大震災を乗り越えるために　社会心理学からの提言と情報」に関する新聞記事が，11月29日付朝日新聞夕刊（名古屋本社管内）とアサヒコム「MY TOWN愛知」に掲載されました．9月19日の大会シンポジウム時に取材を受けたもので，ごく短いですが私のコメントもあります．きちんと真意を伝えてくださっています．宮沢さん，どうもありがとうございました．

アサヒコム「MY TOWN愛知」　防災　異分野の知恵
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001111300008

_ インフルエンザ予防注射

教員にあるまじきことにこれまで予防注射を受けたことがなかった（もちろん罹患したこともなかったが）インフルエンザだったが，たまたま両親と話していて彼らが受けに行く，というので自分たちもと受けることにした．数年前は順番待ちだのワクチンが足らないだのという話だったが，今はそれほどでもないらしく，2人1組なら近所のホームドクターに事前連絡をしておけば受けられる，ということだったのではびーも一緒に．なぜ2人なら受けやすいかといえば，ワクチンのアンプルが1セット2人分であるかららしい．なるほど．

18時〜19時半の間に来て下さい，とのことだったので18時半過ぎに出かけた．問診票を書いて，熱を測って，40分ほど待って（この医院は朝イチに行かなければびっくりするほど待たされることがある），診察（心音＋喉の腫れチェック）を受けてから，お注射．絶賛気管支炎中なのでNG出されたらどうしようと内心ドキドキしていたが，特に問題はなかったらしく，すんなり摂取してもらえた．採血みたいに肘の内側にするのかと思っていたら，意外にも外側だった．

摂取後は待合室で30分経過観察をして，ようやく終了．丁寧なことである．

_ 東京レジャー

朝一に昨日半分まで済ませていた査読を最後まで終えて報告．買い物を済ませた後，11時半の飛行機で東京へ．出張での東京行きは最近すっかり新幹線利用になったが，今回はレジャーなので溜まったマイルを消費して特典航空券に引き換え＝交通費をただにするために飛行機にした．ラウンジでも機内でもチェックイン待ちのカフェでも，移動中はずっと卒論の添削．机に向かってやりたいことは他にたくさんあるので，こうした隙間時間を活用するしかない．

今回のメインの目的はサントリーホールでバイエルン放送響×ヤンソンスの演奏会を聴くこと．宿泊場所はあれこれ迷ったのだが結局利便性を優先して最寄りのANAインターコンチネンタル東京にした．サントリーホールで演奏会を聴くのは2回目だが，前回はもう10年も前だったようだ．しかも佐治敬三が亡くなった直後だったらしいことがわかる．このときもこのホテルに泊まったはずだがあまり記憶にない．「インターコンチに泊まる」ことだけ知っていたはびーはてっきり浜松町にある方だと思っていたそうで，危うくそちらに連れて行かれそうになった．サントリーホールはさすがに浜松町にはないだろうてｗ　部屋の窓からは，個性的な建物がいろいろ見えて面白い．一番驚いたのは，若干管理が悪いような庭園があるけどアレは何？と調べたらそれがまさしくサントリーホールだったことだ．写真の黄色い部分です．

さて夕刻はクラブラウンジで軽食をいただいてからサントリーホールへ．徒歩1分とあったが多分1分あれば建物間を走って5往復はできそうな近さだった．今回の席はなんと最前列．決して望ましくはないがそこしか取れなかったのだから仕方がない．サントリーホールの土曜日のソワレ，ということでみんなぎらんぎらんに着飾っていたらどうしようと思ったが，ラフな服装の人の方が多かった．

プログラムはベートーヴェンの交響曲第8番と第9番，今回はベートーヴェン・ツィクルスなので分かりやすい．ヤンソンスは一時期の激やせ状態よりは多少ふっくらしたようで，お元気そうで安心．ブロ爺の枯れた元気さとは違ったまだまだエネルギッシュである．第一ヴァイオリン後方の真下から聴くというのは初めての経験だったが，当然目の前の楽器からの音は一つずつ聞き分けられるくらいに優先して聞こえ，他の音は天井から降ってくるような感じ．降ってくる方の音色は他のホールにはなかなかないつややかさを持っているように思えた．

全体的に，これぞ正統派，これぞバイエルンとヤンソンスの演奏，という大らかで上質でバランスの取れた演奏だった．以前大阪でブラームスの交響曲1番を聴いたときも素晴らしかったティンパニが，今回も大活躍．あの張りのある音色は他ではなかなか聴けない．しかし，心を揺さぶられたかと言われると，そんなことはない．素晴らしい演奏ではあったと思ったが，すごい演奏だとは思わなかった，という感じだろうか．その意味では，前回のバンベルク×ブロ爺の方がよほど勝っていた．というのが私の感想．アンコールなし．一般参賀2回．

演奏会後はその余韻を楽しみつつ六本木の夜を散歩．東京ミッドタウンのイルミネーションを堪能した．