Cosi e la Vita

_ さて

今日で集中講義終わり．多分フォローをした方がいいだろう．とりあえずAMOSなんだろうなあ．

9章だけ聞きたかったので，最後の1時間だけまた講義に出た．FIML法について聞けたのはためになった．しょうへい君の言うように心理の特に調査データで「MARだろ」と言えるものはおそらくほとんどないと思うので，NMでもFIMLを使っていいよ，と方法論者が「断言」してくれると助かるんだけどな．じゃないとやっぱり罪の重い？LDやPDに逆戻りせざるを得なくなっちまう．

_ 開幕延期か

その分スケジュールの確定が遅れるから歓迎すべからざる事態だ．宿泊地を決められんではないか．こうなるとエラス・ヴェローナが昨シーズン2部落ちしたのが痛い．2チームあれば必ずどちらかがホームゲームをやるのにね．

_ 部屋露天風呂

温泉旅館でマターリ．

_ ご推薦

ご両親様，上高地帝国ホテルと扉温泉・明神館の組み合わせは結構いいんじゃないかと思います．

_ 扉温泉・明神館

ご父君に「田舎モノの豪華ツアー」と酷評されたのだが，特に不満に残る点なし．ああ，あるとすれば玄関が工事中だったので，チェックイン時にものすごい大音響で重機が地面を掘り起こしていたことと，テレビの電波状況がとても悪くて，瞬間的な停波が恒常的に起こっていたことだろうか．

宿泊した部屋は415号室「舎利」で，旅館のウェブサイト→お部屋→415号室で参照可能．寝椅子がちょうどいい具合の背もたれの倒れ具合で，うとうとするには最適．旅館は布団を敷いてもらわないとだらだらするところがないのが欠点だが，これがあれば全然大丈夫だ．

食事は部屋ではなく，食事処の個室にて．どうやら料理自慢の宿らしく，美しく盛られた前菜9種から始まって鮎の塩焼きや馬のステーキ(!)などどれもおいしく食べられた．馬，うまいよね．

温泉は部屋つき半露天（完全に外にはあるが屋根があるので雨は降り込まない）がちょうど二人ぎりぎり入れる大きさの檜風呂，共用のものは大浴場と展望露天風呂，それに寝湯．展望露天風呂は一番外のところが深くなっていて，立ったまま入れる「立ち湯」形式．外は山の斜面に渓流が流れていてなかなかよい眺めである．これがクレアの表紙に使われている風呂だ．泉質だの掛け流しがどうだの，温泉の細かいことについては私は興味がないので評価できません．温まれればいいの．

しかし値段は高い．1泊2食サ込税別54000円/室だから，この程度のことはしてもらわないと，暴れるところだ．

ただしこの宿，半端な値段で「ごくふつう」の単なる10畳部屋などに泊まると後悔するかもしれぬ．

_ 今日の予定

朝早め，ホテルでお仕事

朝遅め，ポスター発表見に行く

昼から，小樽

夕方，ポスター発表見に帰る

夜，懇親会（T大K君に攻撃されるらしい）

その後，蛙打ち合わせ

_ 札幌2日目

7時に起床．窓の外には遠く札幌ドームが見える．夜は雨が降っていたが，今日はまあまあ天気はいいらしい．お風呂に入って目をちゃんと覚ましてから，「新しいかたち」原稿の修正を進める．本稿の修正は大体できた（それに伴ってかなり字数が増えてしまった）が，編者からの質問への回答がなかなか思い浮かばない．akisaito君，いただいたメイルめちゃくちゃ参考にさせてもらってます．ちゃんと謝辞に書きますので…

10時頃に学会会場に出かける予定．

_ 学会初日

10時前にホテルを出て会場に向かう．いかに「あまり涼しくない」とはいえ，ホテルのドアが開いて外に出たときに，むっとする押しつけがましい暑さがないのはやはりいい．札幌の地下鉄は，ホームに入ってくるときに「東京フレンドパーク」のハイパーホッケーのような音がするのはなぜだろう（後で聞いた話によると，どうやら電車にタイヤがあるらしい）．車両の中には風鈴がつるしてあって涼を演出しているようだが，風がちょっと強すぎるせいか，やや騒音気味になっているのは残念だ．

大谷地駅から5分ちょっと歩いて北星学園大学のキャンパスに到着．典型的な「ちょっと大きな地方私立大学」という雰囲気だが，そこは札幌だけに敷地にはゆとりがあるのが好ましい．とりあえず受付を済ませようとしていると，やはりというか何というか背後に殺気を感じて振り返ると，指揮棒をもったHさんがいらっしゃった．なぜこの人といつも最初に会うのだろう．今日も刺されそうになった．危なかった．

その後はポスター会場に移動して，お知り合いの方々にご挨拶まわり．実は今回の大会，グループ・ダイナミックス系の研究は少ないし，CMC関係の発表は全部明日の私たちの周囲かその裏の口頭発表に固まっているので，関心のある発表が激しく少ないのである．というか，ない．しばらくぐるぐる回ると早くも飽きたので，そばにある休憩スペースで「新しいかたち」原稿の続きを書く．こういう「わずかな暇を見つけて仕事をする」のが結構好きなたちなので，かなり進んでご機嫌．これなら明日には大体完成するかもしれない．そうそう師匠，次の社心研の書評に例の訳本を取り上げてくださるそうで，書いてくださるのはカアラ先生だそうです．ちょっと，自家中毒気味って気もしますが（笑　でも取り上げていただけるのはありがたいことです．

ポスター発表の時間が終了したら，発表を無事終えたあゆあゆ君＠祝就職と嵯峨野のI先生，そして貴公子君とこばち，F大先生と共に早速大学を脱出．今年は久しぶりに総会をすっとばして（つまり定価1000円の弁当がタダで食べられる機会を返上して）小樽に向かった．新札幌でJRに乗り換えてエアポート快速で約45分，札幌からは座れたので快適な電車の旅だった．小樽に近づくと線路際すぐのところが海になるのだが，猫の額のように狭い，しかも石ころだらけの海岸に陣取った多くの人たちが，なにやら食べ物を製造したり，海に浸かっていたりする．線路と海岸のそばには道はないし，反対側を見ると結構切り立った崖だったりするのに，彼らはいったいどこから現れたのだろうか．海はといえば微妙に日本海側，波も結構高いのに，すごい人たちだと感心した．

小樽は先年師匠の車で連れてきてもらって以来で，街を歩くのは初めてだ．必ずしも私の好きなタイプではない，古い町並みをツアーの観光客向けに思いっきり最適化したような街である．すべてが何か中途半端で，すべてがなんだか沈滞している．でも，今日は「寿司を食う」ことが目的なのでよいのである．ガイドブックに載っている店から適当に選んだ，駅から徒歩10分ほどの「多喜二」という，食べ残すと拷問を受けそうな店に入った．この店そのものも古い商店を買い取っているものらしく，中は寿司屋のイメージとは少し違う，蟹工船…ではなく，大正浪漫風のつくりだった．2000円ちょっとで8カンのにぎりのセットを食したが，新鮮でおいしくて，満足．実は回らない寿司を食べたのは久しぶりだったので，あくまでも相対評価かもしれないが（笑　その後は運河沿いの倉庫街付近を散策して，牛乳アイスクリームを食べて，15:04の快速で引き返した．

学会会場には16時頃に戻って，またポスター会場をうろうろして知り合いにご挨拶…してみるが，やっぱり関心の持てる発表はない．おきよどんを探して早々に合流し，また休憩スペースに陣取って今後の打ち合わせ．その後，パパ川上さんとカアラさんも発見したので，4人で別件の打ち合わせもできてラッキーだった．夏中の原稿が暗中模索状態だったのだが，ちょっとだけ光が見えた，かな，というところ．

18時からは懇親会．300名ほど参加しておられたそうで，今年も大盛況だった．去年は忘れもしない阪神優勝翌々日で，世の社会心理学者の9割くらいの大顰蹙（他者認知）と，1割の阪神ファンの大喝采を浴びた（自己認知）例の一件をやらかしたのだが，今年はおとなしく普通の社交に徹する．実は明日は札幌ドームに日ハム−西武戦を見に行く人が多いことを知る．ふん，どうせ私は帰るよ！　攻撃予告のあったK君とも，M君の仲介で無事お目にかかり「なぜトラキチなのか」についてインタビュー．阪神ファンに悪い人はいない，とは思わないが，これほど共通するメンタリティを持っていることが確信できる対象もいなかろう．懇親会のお料理は，毛ガニあり，じゃがばたあり，とうもろこしあり，メロンありと北海道名産品盛りだくさんで，学会の懇親会には珍しく満足できるものだった…らしい．らしいというのは，例によって私はほとんど立食の宴会でものを食べない人なので，とうもろこしひとかけらと，メロン２きれしか食べなかったから，それをあまり実感できなかったからである．残念！

懇親会の後は，おきよどんと大通まで戻って，札幌グランドホテルのビアホールに場所を移して打ち合わせの続き．というか，私にとっては晩ご飯の食べ直し．多分有意義な打ち合わせができた…と思われます（笑　22時に店が閉まったのでおひらきにして，札幌駅まで歩いてＪＲに乗ってホテルに帰着．まだ新札幌駅付近の地理が全然理解できていません

_ 今日のWork

現代の社会I・基礎点分の成績つけ

論文は未だ構想中…

業者に投げた原稿が帰ってきたので，ぼちぼち手を入れよう．

_ 前期講義最終日

1限対人心理学I，2限人間心理学基礎演習．これで前期の授業はすべて終了で，金曜日から2週間が試験期間である．私の担当講義で試験をおこなうのは，対人心理学Iと心理統計法．

1限を45分ほどで終えた後，バタバタと駅前まで出て，2限は「選書ツアー」をジュンク堂明石店で実施した．選書ツアーというのは，学生に実際に書店の店頭で本を選ばせ，それらを公費で購入して大学図書館に配架するというシステムである．ぐぐってみると，全国各地の大学でそこそこ実施されてはいるらしい．勤務先では，ジュンク堂と提携しているのだが，教員に割り当てられる教育用図書費（いわゆる個研費による購入とは別枠）は年に今年ならば15万円で，この金額は原則としてすべてこの学生選書により消費されることになっている．学生にとっては，図書館に入れて欲しい本を自分で選べるし，図書館の声がかりではなくゼミ活動の一環としてそれに従事できるのだから，なかなかよいシステムだと思う．今日は15人ほどを連れて行った（と言っても現地集合現地解散）が，できあがったリストはめいめいの好みを反映していて，なかなか面白かった．

ツアー終了後，この三連休まったく休みなしだった分の代休と独り決めして，帚木蓬生「受精」（角川文庫）を手にまっすぐ帰宅．

どうもこの人の作品は文庫本とはいえ700ページでもあまり苦にならずすぐ読めてしまうという特性があるらしい．この作品は「受命」を読むのに必要そうなので読んだのだが，これまでに読んできた他の作品ともいろいろリンクしていた．作家の精神世界がちょっとずつ部分的に小説として形になっているのだということが推察される．この作品はちょっと仕掛けが陳腐というか，それはいくらなんでも荒唐無稽だろう，と言いたくなるような部分はあるが，相変わらずクールで芯の強い女性の描き方は心地よい．

今のところ私の帚木作品ベストは「逃亡」かな．

_ 今日の予定

7:00〜めちゃめちゃに事務処理・部屋の片付け

9:00〜12:30　心理統計質問日のため研究室に待機

13:15〜14:45　社会心理学実習I最終日，プレゼン大会

15:00〜16:00　実習助手さんたちとの懇談会

16:00〜17:30　心理統計質問日のため研究室に待機

部屋を片付けて書類の山を発掘していたら，すっかり忘れていた原稿依頼の封筒が出てきて「ぐぇぇ」と呻く．その前に今日からテキスト原稿×2章を片付けなければならないので，あまり学生が質問に来ないで欲しいと願っている（笑

心理統計法の講義は，思い返してみると彼らの動機づけにはいい方向にできていて「当初：結構知ってる話じゃん！」→「半ば：えー？何やるの？わからん！」→「最後：ああ，要するにやり方はこう決まってるわけね？」というプロセスを辿るため，半ばをあんまり長々とやらなければ，学生の食いつきは悪くない．毎年途中落伍率は1割弱だろうか．

_ 3年次実習前期終了

この実習は2ゼミを混ぜて2テーマに分けて，大体似たような内容の実習ができるように配慮しつつグループワークをしていた．私のテーマは「携帯アドレスから性格は分かるか」でAさんテーマは「服装から性格は分かるか」である．最初は同じコンセプトでスタートしたのだが，最終日のプレゼンになってみると，それぞれなんとなく別の方向を向いた結果になっているのが面白い（笑　たまたま集まった学生たちの個性もあろうし，おそらくそれよりも教員の個性なのだろう．うっかり配布資料を作らせるのを忘れていたのと，タイムキーピングが途中で緩くなったのが反省点．あとは，グループワークはなかなかうまくいかんなあ，という毎回思うことを，やっぱり思った．

_ 質問日

誰も質問に来なかった（笑

_ 死ぬ気かね！

日が落ちてしばらくして車はみな前照灯をつけるようになった時間帯に，阪神高速西宮ICから国道43号線に降りた．43号線はリンク先にもあるとおり，トラックなど輸送車両も多い幹線道路である．

ふと見ると，合流しようとする車線に自転車が！MTBを一生懸命こぐ男性あり．かなり交通量の多い43号線を，しかも無灯火で走っていた．たまたまそこだけが歩道がないためにそうしているのかと思ったら，その後も悠々と最左車線の端でペダルを漕いでいる．死ぬ気か君は．ちょうど私が左折するところで巻き込むのが嫌だから，自転車が通り抜けられないくらいに左に寄せて停車して信号待ちしたら，嫌そうな顔をして歩道に回避し，その後，また車道を漕いで去っていった彼であった…

こんなのを轢いたら，ドライバーは大損以外の何物でもない．

_ 追試

対応のある2変数のデータと，それぞれの平均値と不偏分散の値を与えて，対応のある平均値の差のt検定を行わせる問題を出してみた．

誰もできなかった．

もちろんみな「対応のある」検定をやらなければならないことは分かっていた．ただ，全員がどこかで何かの「計算間違い」に属することをやらかしたから，答が合わないのである．

ただ，それだけの話である．ええ，怖ろしいほどにcarelessだという*だけ*の．

_ 取材許可

あるテレビ番組に取材協力をすることになり，背の高いひだせんせいのようなディレクター氏が打ち合わせにみえた．先日の学会シンポの前にお目にかかった方だ．正式の取材は後日いらっしゃるのだが，そのとき大学に許可はいらないのか？と確認された．よくわからないけど，取っておいたら当日誰何されてもめごとになることはないですよね，とお答え申し上げた．すると当然「どこに許可を取るのですか」ということになった．

さあ，どこなんでしょうね？

と素で答えたら，ちょっとあきれた顔をされて，

職員名簿とかないですか？

と自分で探してくれた．だって，そんなこと関心ないから考えたことがないのである．探した結果，多分広報渉外だろうということになって電話して，用件はスムーズにすんだ．しかし，これで事務方から関係各所にあまねく広報されてしまう．それは嫌だったんだけど，許可を得ないでやるとは何事とか言われてもくだらないから，仕方がない．

_ プログラムチェック

6時前に起きたら，3連休の間にやりなさいとのお達しが届いていた．もちろんざっと流し読みすることしかできないが，それでもあれこれ気がつくことはあり，まとめてすぐにコメント．7時台には任務完了した．メイルを見たときは連休（といっても20日は非常勤先の補講があるので休日とは言えない）の入りばなを叩かれた思いで正直げんなりだったが，影響を最小限に抑えることができた．自分で自分を褒めたい．

それにしても6時過ぎからクマゼミが尋常でないボリュームでがなり立てている．関西の人以外はあまり分からないのかもしれないのだが，クマゼミのワシャワシャといううるささといったら他のセミの比ではない．人の声が聞こえないくらいだ．庭の木にとまって鳴き立てる数匹には，申し訳ないが実力行使で暫時ご退散願った．8時を過ぎるともうかなりおとなしくなるのだが．

_ はびー

これからご夫君のことをこう表記することに決めました．husbandの愛称がhubbyだということをayaMさんに教えてもらったのです．じゃあwifeはどうかというと「わいふぃー」らしく，これじゃ通信規格かよトホホ，ってな感じです．っていうか崩した言い方かもしれんが全然短縮できてないじゃん．

_ りんくうアウトレット

ランチをご近所イタリアンで食べながら（いや，正確に言えば食べられるようになるのを待ちながら）休日レジャーについて相談．なんだか高速1000円地帯は混んでいるようだし，外を積極的には歩きたくないよね，ということでりんくうアウトレットに出かけることにした．ここなら近畿道→阪和道→関空道とやけっぱち景気浮揚対策とは無関係なルートを辿れる．

りんくうに出かけたのは結構久しぶりだったが，斜向かいのショッピングアーケードとの間を結ぶ歩道橋ができていた．相変わらずトランジット風な中国人その他を含めてなかなかの賑わい．

このところ衣料品購入スイッチが入りっぱなしなので，カジュアル系夏物衣料の店に入りまくり，二人揃ってあれこれ購入．ナイキではウォーキングシューズを買おうかと試し履きをしたものの，なんとなく決断がつかなくて断念．ロイヤルコペンハーゲンで小さなサラダボウルをお得価格で買えたのはちょっとうれしかった．エネルギー補充のためのソフトクリーム休憩を含んで，3時間の無料駐車可能時間をぎりぎりまで使い切ったのであった．

_ 宅ワイン飲み会

2004年のバローロ
鶏レバーと砂肝の赤ワイン煮（上記ワインで煮た）
夏野菜のラタトゥユ
鰻蒲焼きと筍の中華炒め（朝日新聞土曜版に載ってた）
カマンベールチーズとクラッカー

私はバローロ2杯で轟沈したが，2本目に飲みかけのフランス安ワインに切り替えたはびーは「やっぱりいいワインの後に安物はあかんな」と嘆息していた．なお，バローロさんのあまりのしっかりさ加減に，ラタトゥユは見事に敗退したのであった．

_ 実は昨夜も…

二日酔いをなんとかかんとかそれなりのレベルまで回復させて，夜は梅田で夫婦の会食．数ヶ月前に私がやらかした門限破りの罰金で（はびーの）思うまま飲み食いしましょうという趣旨である．なお当日もやはり昨日と同様西宮北口で飲んでいて，実は昨日と同じ電車に乗ったのだが，梅田→大阪でJRに乗り換えて門限をオーバーしてしまった．その教訓を生かし？昨日は十三で京都線に乗り換えて駅からタクという手段でなんとか罰金が回避できることを学習したのであった．

さてお店はリッツカールトン大阪のラベ．言わずと知れたミシュラン☆である．週末だからということかもしれないが，ほぼすべてのテーブルが埋まる盛況ぶりだった．コース料理とともにいただいたのはワインリスト（めっちゃ分厚くておまけに重い）からのソムリエのお勧め2種から選んだEchezeaux 2005 Des Perdrix．こちらからのリクエストは「とりあえずブルゴーニュ．味わいとしては，しっかりしたものが好きで，巷間「飲みやすい」と言われるものは好きではない．せっかくなので「へぇ，これはおいしいねえ」と印象に残るものが飲みたい」であった．エシェゾーさんがいかにもピノノワール！という感じでぐいぐいいけちゃうものだとは承知していたが，これも間違いなくそうだった．ソムリエ氏曰く，まだ2005も若いので，あと数年待つとまた違った味わいが楽しめるはずですよ，らしい．チャンスがあれば1本仕入れておくことにしよう．

料理の方はもちろんとてもおいしかったけど，やはり私には量が多すぎて，肉料理は半分以上はびーに食べてもらったし，デザートも必死になって半分はお腹に入れましたよ，くらいの勢いだった，次の機会はきっとアラカルトで頼むぞ，と固く決意した私であった．

ちなみにお会計は罰金−165円．素晴らしい「がっちり食べましょう」ぶりであった．

_ なでしこJAPAN

まさか優勝するとは．ともかくめでたい．

準決勝はリアルタイムで得点シーンを見られたのだが，今回は起きてはいたが出勤準備をしていてアメリカの2点目以外は見逃してしまった．延長後半に入るところで家を出てJRに乗ると，周囲の人々にワンセグを見ている人多数．携帯をいじる人が多いのはいつもと同じだが，みんな横持ちｗ　それらとタイムラインとで澤の同点ゴールだのPK戦だのの様子を大体知ることができた．しかしどうも乗客の表出行動は薄めだし，ギリギリ最後のところで大阪駅に到着して皆降りてしまったため，ちょっと残念な感じだった．阪神ファンならもっと大仰に騒ぐはず．まあ，早朝だから，かな．大阪駅の構内アナウンスも「日本が優勝しました！」くらいのことは言ってくれてもいいのにｗ

準決勝の時は，バスを降りて大学構内に向かう時にいつもすれ違うウォーキングのおじいさんに，

「日本勝ったで！」

と言われ，

「あ，知ってますよ〜」→「えっ？なんで？」→「見てから来ました」→「えー，どこから来たん？近所から？」→「いえ，大阪です」

というやりとりをして面白かったので，今日も是非彼と優勝について語り合いたかったのだが，残念ながら小雨につき（あるいは国民的には祝日にうき）ウォーキングはお休みのようであった．

_ 採点3つめ終了

本日の予定は会議→面談×2→会議→納会．

朝が大好きな学科代表＝私は，講義が終わっても会議開始時間を遅くすることはなく，断然9時開始とした．それまでの時間で3つめの採点（土曜日に仕分けしたレポートが対象）に従事．62本あったが，「よい」「ふつう」「ダメ」に分けて「ダメ」「よい」「ふつう」の順に点数をつけた．大体多くのレポートや答案を採点するときはこの3分類と採点順を適用している．1枚1枚場当たり的に読んでいると，どんどん採点基準が揺れてくる（ことが気になってくる）のでよろしくないからだ．ほぼ1時間半でギリギリすべてExcelの成績表ファイルへの入力まで片付けることができた．

朝の会議は粛々と．1つちょっと大きめの問題があることが分かったが，華麗に領域代表に投げつけておいた．

面談は卒論生2名．今週から7月最終週にかけて18名をちぎっては投げちぎっては投げするつもりでいる．既にデータを取り終えた学生が多いので，データセットを整形して，これからどのような分析をするのかを本人に確認させつつ指示する．指示しなくてもある程度できる学生，指示すればある程度できる学生，指示されてもぽかーんとしている学生，など多士済々なので，それによって手心の加え方を変えなければならない．9月初めに中間発表会をするので，そのときに後輩に恥をさらさないよう夏休みもちょっとは頑張ってもらいたいものだ．論文作成に苦心惨憺する経験だって，もうこれからの人生で「したい」と思っても出来ない人が多いはずだし．ね，昔の人も「若いときの苦労は買ってでもしろ」って言ったわけだしさ（笑

夕方の会議はなんだか途中よくわかんないことがあったが，比較的あっさり終了．

_ 春学期納会

夜は宝塚は逆瀬川のフレンチ「オーベルジーヌ」にて学科の納会．学科事務をしてくださっている教務補佐の方々や助手のお二人も一緒に楽しく美味しい食卓を囲んだ．12人と大人数だったせいか，2階のダイニングルームを貸し切りで，なおかつ店のドアには「定休日」という札がかかっていた．どうやら店ごと貸し切りだった模様．と思っていたが後で調べると水曜日は本当に定休日だったらしい．わざわざ開けてくれたんだ…ありがとうございます．

食事のメニューはオーセンティックなフレンチで，量は結構多め．前菜からして大きめのフォアグラのソテーが入ったサラダが供され，その後スープ，魚料理（イサキのポワレ），口直しのシャーベット，肉料理（牛フィレステーキ），デザートとフルコースを楽しんだ．私はいつもの「飲まないために車で行く」作戦を採ったのだが，他の面々は当然たっぷりワインを楽しんでいた．冒頭に「…たくさん飲まれます，か？」と尋ねられたが，例によって「たくさん飲むって，どのくらいですか？」と尋ね返す私たち．結局世間的には「非常にたくさん飲む」部類に入っていたようで，最後には「もう適温のワインがありません！」という状況になっていたようだった．

それでも会計は非常に良心的で，また是非ワイン付きで訪れたいものだ．3時間ほど歓談．諸事情あってやや教員の参加が少なかったのが残念だったが，年度末はもっと賑やかだとうれしい．

_ 完成

この2週間に片付けなければならない山のようなことどものうちの1つ、APA@Honoluluのポスターをなんとか完成させた。最近学会発表は国内外を問わず口頭ばかりだったのでポスターを作るのは久しぶり。掲示スペースが横長でしかも幅広いのでA0だとちょっと小さめかもしれないが、まあ、周りにべたべた資料とか貼れば格好はつくということにした。一時期イラストレータを使っていたが操作性にどうも慣れないのでパワポに回帰している。来週木曜午後のリサミで印刷大会をする予定。

_ リサミ

社心大会論文集原稿の検討会。これまでの実績からポスドクは心配ないにしても直前までグルダイ＋αで北海道に滞在していたM2sはどんな状態で持ってくるかと正直なところ戦々恐々だったのだが、「ほぼ完成版を持ってこい」という厳命が効果的だったのか、昨年やグルダイの時のように「なななな、なんじゃこりゃ！」ということはなかった。〆切1週間前でこれならなんとかなるだろうと一安心。今回はラボメンバー一同で沖縄に乗り込んで口頭発表の予定で、しかも同じセッションに入りそうなものが1つもないので、またもや会場を駆けずり回ることになりそうである。

かれらにはそんな厳命をした一方で、私自身はまだ1文字も書けていない状況である。明日頑張るよ。