Cosi e la Vita

_ 高い！

買い物ついでにご夫君がスタッドレスタイヤを見に行くということで，R171のカー用品店に片っ端から行ってみた．シビックの時は4本ホイール・工賃込みで確か5万ほどだったのだが，ビートルはさすがにそういうわけにもいかず，10万は見てもらわないと...ということらしい．しかも今履いているタイヤは少し径が大きくてチェーンもはまらないそうで，ノーマルのままで雪道に行くとしてもサイズダウンが必要らしい．あわよくば正月中に一人でスキーに，と思っていたご夫君がっかり．

_ 大掃除

午後は必死で大掃除...するつもりはなかったのだけれど，結果的にそうなってしまった．大きな仕様変更は，パソコンルームの床に敷くラグをぺらぺらのものからカーペットに変えたこと．その他も，１年間たまりにたまった埃を払うのは，なかなか大変でした．

_ 紅白ノスタルジ

ちまちまと校正仕事をしながら紅白を「聴いて」いたが，ドリフの出番だけはちゃんと見た．メドレーソングはもちろん，聖歌隊が（私の世代ならほぼ100％の人間がそうだろうが）めちゃくちゃ懐かしかった．毎年出てくれとは思わないが，非常に満足した．ついでに「明日があるさ」もよかった．歌を聴くというよりコメディアンを見ているだけだね，私って．

_ 香港到着

今回アサインされた部屋は15F西の角，2ランクアップグレードでジュニアスイートである．前の時と比べると広いのが実感できる．その他の違いはクローゼットがウォークインであることと，バスにジャグジーがついていること．ただし15Fと高層にあるせいか水の出はイマイチで，90秒では一杯にならなかった．西側の角部屋ということで，香港島の夜景はもちろん，ペニンシュラ前でのカウントダウンも眼下に見下ろせる．下の写真は，西から順に窓からの情景をパノラマ風に撮影したもの．

ご夫君は宿願のビクトリアピーク登りは果たすわ，GMT Master IIは買っちゃうわ，来た初っぱなから暴走状態（笑　私はと言えばまだ虎湿布とペニンシュラブティックのチョコレートを買っただけだ．

疲れた足を引きずり戻ってきたら，お部屋にはシャンパンのプレゼント．わーい．これを飲みながら新年を迎えちゃうのだ．

で，21時からシーフードレストランでニューイヤーイブディナー．着替えなくちゃだ．

_ NewYear's Eve Dinner @ Yu

インターコンチネンタル香港の2Fにあるシーフードレストラン「Yu」にて大晦日特別ディナーをいただく．ひとりHK$1350という，私たちにしたら後ろから張り倒されたくらいの気分で食べる豪華ディナーである．メニューは昨日の日記を参照なのだ．とにかく新年気分が一杯と言おうか，なんだか笑える演出ばかりの3時間弱だった．いかにしてわれわれが年内にそこを脱出したかについては1/1の日記を参照したまえ．

_ 受賞おめ

アサヒコムにはまだ記事がないのでリンクできないが、今朝の朝日新聞朝刊社会面に阪大の「共通教育賞」授賞式の記事が写真入りで載っていた。直接本人からは聞いてなかったのだが、明らかによくよく知っている人が写っているので受賞したということだろう。おめでとうございます。

インタビュー記事には文学研究科からの受賞者のコメントが載っている。「授業後にホームページで学生の質問にこまめに答える」システムが評価されての受賞とのこと。システム自体に新奇性はないが、これを多くの講義に関して継続して行うという作業はかなり大変なことなので、そのご尽力には敬意を表したいし、こういった形で「賞」をとるということにも意味があるだろう。ちなみにたとえばこのページなどが受賞対象と思われる。多分下手にダイナミックインタラクションを持ち込んでいない点が成功の秘訣か。

で、明らかによくよく知ってるあなた、授賞式でその靴は目立つ。せっかくスーツ着てるんやったら、下まで気ぃ遣いや。

_ 合格おめ

ご夫君がアプリケーションエンジニアの試験に合格した。試験の時はあんまり手ごたえが良くないような感じだったので、一発合格は本人にとっても意外だったらしい。しかし受験料も無駄ではなくなったし、よかったよかった。でも、給料には反映しないらしいが（ｗ

_ 蕎麦後、昼寝

昼食に年越し蕎麦を、とR171沿いで気になっていた「そば辰」に行ってみた。駐車場も満員で行列もできるほどの混雑ぶり。私は鳥なんばん、ご夫君は天ぷらそばに二人ともじゃこご飯をつけて。出汁の味が比較的甘めの関西風で私は好み。蕎麦があと一息コシがあれば言うことないんだけど、かなり好きな部類だ。接客も気持ちよかったので、また行きましょう。

帰ってからゴチバトルを見て、すぐに昼寝。日暮れまでぐーぐー寝てしまった。

_ 圧力鍋

今日の夕食はビーフシチュー。しかし作り始めたのが昼寝のために18時頃。レシピを見ると、どう少なめに見積もっても3時間くらいかかりそうだ。ふと思い出して引っ越し祝いにご両親様からもらった圧力鍋を取り出して、初使用。「煮込み」の段階まで来たら、15分ほど圧をかけただけで、お見事な煮えっぷりだった。これは、なかなか使えるね。

_ あるべき大晦日

格闘技だの紅白だの、どうでもいいんですよ。正しい阪神ファンはサンテレビの阪神タイガース特集を見るに決まってるじゃないですか。まあ、あのローカルUHF独特の緩さに慣れてない素人にはお勧めできませんけどね。

_ 荒天の大晦日

雷鳴まで轟いて、なんだか「災」の一年を象徴しているような荒れ模様。九州までも雪とのことだが、しかし当地では雨…と思ったら10時過ぎから雪！

一番大降りの時間帯に外出して「そば辰」で年越しそばを買ったり（去年は入店して食べているらしいことが長年日記を読むとわかる）、遅まきながら年末年始のお買い物を済ませたり。例の「山垣畜産」の前には警備員まで出動するほどの大行列。13時閉店だからというせいもあるのだろうが、その人ごみはすごかった。

帰りには雪は雨に変わっていたが、明朝玄関先でいきなりすってんころり、は避けたいので、雪かきなどしてみた。東名高速が通行止めだって、へー、と思って道路交通情報サイトを見たら、京阪神の高速道路は軒並み通行止めだった。モーゼの出エジプトのごとく、自宅から本務校までのルートだけはきっちり通れるが、それ以外はすべてダメ。

首を寝違えたらしく、うまく動かない orz

_ 大晦日の夜は…

キムチ餃子、のち年越しそば。餃子はやたらとうまく焼けてご機嫌。やっぱり自分で作った料理が一番おいしい！

テレビは毎年のことだがあまり見るものがない。曙がダウンする瞬間とマツケンサンバだけ選択的にチャネルが変わるようにならないものだろうか。19時からはN響第九演奏会、21:30からはエンタの神様SPだが、真ん中が若干埋まらない。

_ 今年の総括

4月に異動し、それまでとはまったく異なる環境での生活が始まった。当初は14号館から遠く東を眺めながら泣いていた時もあったのだが、今の環境は「しばらくいる」分にはなかなかよいところだというのもわかって、それなりに機嫌よくやれた。学科のメンバーも、今のところ仲良くやっているし、特に社会心理学領域の3人はかなりうまくやれていると思う。って、ぺーぺーの私が言うのもおかしいか。

しかしまだ仕事のペースは戻っていない。見込みではもう少し論文が書けたはずだったがなあ。来年もよりいっそう頑張らなくては、先輩に追いつくどころか、後輩に追い抜かれてしまう。hus時代の後輩のうち、特定の面子には教育が行き届きすぎてしまって、怖いったらありゃしない（笑

_ [classic] N響第九演奏会

この間ご両親様に会ったときに「よかった！」と言っていたもの（彼らは23日にライブ中継を見た）。ご父君が「指揮がなんとペンデレツキ！まさかとは思ったけどあの作曲家と同一人物！」と興奮気味に語っていたので、さも知っているかのように対応したのだが、実は…

ペンデレツキなんて作曲家、知りませんでしたorz

どうやらヒロシマをテーマにした現代音楽を作曲して一世を風靡した人らしかった。アンセルメみたいなおひげのおじいさん。

ものすごい数の合唱団で、500人くらいいた。と言うのでまた大げさな…と思っていたのだが、確かに大迫力だ（さすがに500はおらんような気もするが）。コンマスはゲストの外国人。確かドレスデン・シュターツカペレから出張中。その後ろのVnさん、今日もまたまた増毛が激しすぎ。

第三楽章途中でご夫君から「年越しそば食べようよう」というリクエストが入ったので製作。合唱を聴きながらそばを食べる、異様に日本人らしい大晦日であった。そばだしは、まじめに煮切りみりんをしたり昆布とかつおで出汁をとったかいがあって大変おいしゅうございました。

_ マツケンサンバ２

裏にぶつかったインパルスかわいそ。審査員席の日野原重明大先生が呆然としていたのが一番笑えた。

_ Washington Post

日本のマスコミではこういう情報はほとんど出ていない。中には見るに耐えないような悲惨な写真などもあるが（ちゃんと警告は出る）、衛星写真(Satellite Images)は見た方がよいだろう。圧倒的な津波の力を雄弁に物語っていて、愕然とするばかり。

_ 今年も終わり

なんだかんだとやはり忙しい一年だった．もうちょっと論文をたくさん書きたかった．でもデータはたくさん取ったので来年はもっと頑張れることを期待しよう．

_ 小掃除

午前中に電車男を見終わる．のだめのハリセン夫婦がとてもいい味を出していて，元ネタとはまた異なる「テレビドラマ」らしい面白さがあった．

夕方になって，今さらながら，洗面台・風呂といった水回りを磨く．普段さぼっているので，なかなか大変．台所は…またいずれ（笑

年越しそばはお昼に．今年はコープで買ってきた生そばをゆでて，合鴨と白ネギで鴨南そばを調製してみた．夜は鶏すき．年末年始番組は取捨選択しようにも取るものがない．というわけでサンテレビでトラ検定SPを見る．MCが梅田淳であることは気にくわないが，サン独特のユルユルムードが心地よい．江草かわいすぎ．っていうか検定の問題マニアックすぎ（笑

その後数十分でさすがに極度のユルユルぶりに飽きてしまい，その後は年越しまでM-1グランプリのDVDを見て過ごす．このところの年末は，どうしてもM-1グランプリの余韻をそのまま引きずって，お笑い系の濃度が高い日々となってしまう．

_ 卒論読みDAY

午前中は荷造り．

お正月に避寒地に持ち込むつもりだった卒論だが，荷物減量モードに突入した結果，今日読むことになった．というわけで避寒地に持っていくのはひみつ仕事と〆切を破り中の査読だけだ．1つに10分かかるとして3時間半3時間50分．14時開始で，まあ，夕方までにはなんとかなりそう．

→ふぅ，予定より少しオーバーして19:30に終了．実験のレポートと同じで，いくつも続けて読んでいられないのがこの手の文章．

さて，夕食には年越しそばを作るぞ！

_ 日本一緩い大晦日特番

と言えばやっぱりサンテレビのタイガース特番．阪神の現役選手が参加して虎検定！と華々しくぶちあげますが，出てきた選手はと言えば，

狩野恵輔
葛城育郎
庄田隆弘
藤原仁
坂克彦
若竹竜士
（ワタクシ的に考えるところの今シーズンの活躍順）

さすがとしか言いようがないこのメンツ．ただただ，素敵です．しかしあっさり21時で終了．そうなるともうまったく見る番組がありません．N響第九演奏会は合唱の部分だけちらっと．ソリストのうちソプラノの角田祐子さん（シュトゥットガルトで活躍している歌い手さんのようだ）が非常に分かりやすい典型的関西人だということを知った以外は，こう，なんというか，まあ，煮ても焼いてもN響ですなあ，という演奏でなんとも．

_ 買い物＆休養

やっぱり重い荷物を持つ…というほどのことはしていないのに，てきめんに腰痛が出て，よたよたしている．しかし朝からガーデンズ＆ホームセンター等々でいろいろな買い物．こういうときだけ期間限定で雑貨の鬼になる私である．しかし普段そういうものにまったく見向きもしないため，どこにどういうコジャレた店があるのか分からないのが困ったところだ．今日はゴミ箱を大小内外取り混ぜて5つも買った．まだ足らない．

年越しそばは当然夢打庵で．いつもはランダムなタイミングで訪れている馴染み客が一挙に押し寄せる日とあって，店の外まで行列の大混雑だった．しかし，相変わらずおいしくいただけた．

_ 2008年総括

2008年は論文執筆に加えて二つの書籍出版プロジェクトに主体的に関わるという新しい経験をした．いずれも「このネタは「今」こそ「本」にしておきたい」と思えるものだからこそ着手したものだ．年度内にはその成果を皆さんにもご覧いただける見込みである．

折しも『変』『Change』が国内外でキーワードとなっているが，私にとっても今年は公私ともに変化に向けての胎動の時期となった．来るべき新年は変化を形にし始める年．これまでと同様，自然体でよりよいアカデミック・プライベートライフを送りたいものである．

皆さまには今後ともご指導ご鞭撻のほど，よろしくお願い申し上げます．

_ 時間はとりあえず潰れた

いやあ，頑張った．そんなに疲れなくてすんで助かった．イミグレで審査官に，

lost weight?

と聞かれた．写真がひどすぎるという説もあるが，見ず知らずの行きずりのシンガポール人にまで！！！　

_ 帰国

最終日にSG$100以上の買い物をしたのでTAX REFUNDの手続きをしたのだが，毎度のことながらこれが曲者だった．手持ち荷物だったのでチャンギでイミグレを通過してから書類にスタンプをもらったのだが，それを関空の払い戻し窓口に出すと，係員は手元のファイルと突っつき合わせてしばらく眺めた後，

こちらの手元にあるスタンプと違うんで，今すぐには払い戻しできません

とおっしゃっる．まあ，ありがちなことなので驚きはなく，やっぱりそう来たか，という気分だ．しかるべきところに書類を送り，スタンプの真偽が確かめられて真となれば，クレジットカード宛に返金するという．そして，その手続きには2〜3ヶ月かかる可能性があるのだそうだ．そのくらい時が過ぎ去っても執念深く払い戻しのことを覚えていて，なおかつ払込まれていなかったら，ここ関空事務所ではなく，Global Refund社の本部オフィスに連絡せよというのだが，その所在地は

スロヴァキア

なのだそうだ．しかし日本語対応OKでメールも可能だが電話ならフリーダイヤルらしい．世界の免税を牛耳る会社がスロヴァキアにあるとは意外な事実．しかし日本語のメイルもOKで，電話もフリーダイヤルなら，別にスロヴァキアだろうがなんだろうがいいような気もするので，なぜそうであることを明示するのか，謎である．そしてそれより何より，なぜスロヴァキアなのか．本当に本部オフィスがそこにあって，そこに電話がつながっているなら，スロヴァキアで本件のカスタマーサービスに従事する日本人が働いているということなのだなあ．

ともかくも，免税手続きというのは今までにすっきりとうまくいったためしがない．大した金額ではないが，納税義務のないところに納税する趣味もないので，無事還付されることを願うばかりだ．

_ 雪の大晦日

朝から鉛色の空，冷たい風が木々を揺らし，時折雪もちらつく大晦日となった．

年越しそばは二年ぶりに門戸厄神・夢打庵にて．先手必勝とばかりに11時開店を狙って到着したが，既に駐車場は1台しか空いておらず，次から次へと客が入ってきて，危ないところだった．鴨南蛮にするか鴨ざるにするか，悩んだ挙げ句二人揃って後者をチョイス．年末年始と厄除大祭という年に二度ある繁忙期には限定メニューとなるために，いつものおにぎりが食べられないのは残念だったが，つゆもそば湯で割ってすべて飲み干し（これは今日だけの特別である），「鴨エキス充填!!」は十分果たせたのであった．

帰宅後は本日〆切のECP2011のアブストラクトを出し（せっかく欧州時間に合わせようと頑張ったのに世界的に12月31日が終わるまで開いているようでちょっとガッカリｗ），その後はなんとマゼール御大が来日しちゃったベートーヴェン全交響曲演奏会「ベートーヴェンは凄い！全交響曲連続演奏会2010」を2セッション目からUSTで視聴．画質がとてもきれいなのが印象的で，音質も光回線なら特に問題なし．視聴方法が「現場で」「慶応の3D大画面で」「インターネット経由(UST/WMP/3DTV/マルチキャスト)で」の3択なのが潔く今日的であることよ（テレビ放送はスカパーで2月にあるそうだ）．途中から映像USTの視聴者が増えて音声が切れ気味になったため，音声のみUSTに切り替えて聴いていたのだが，やはり映像も見なきゃ楽しくないので，音量をゼロにした映像UST画面を外部ディスプレイ＝プラズマテレビに出力し，音声USTはBOSEのスピーカから出力した．写真はTwitter画面をわざと出して撮影したが，基本的には映像を全画面表示にしていた．23時40分頃に第九のフィナーレが高々と歌い上げられて大団円．

_ 迎春準備

今年は弔事があったので対外的には喪中欠礼のご挨拶（でもあなたからのご挨拶は絶賛受付中よ，という内容）をしたが，お正月らしいことを何もしないのは寂しいし，普段からそんなに豪華にお正月らしいことをしているわけでもないので，いつものような準備をした．

餅をついたり（ただしホームベーカリーにすべての作業をまかせ，私はつきあがっがったものを丸めて小餅に仕立てたのみ），お雑煮用の昆布だしをとり（ただし鍋に入れた水に昆布を浸したのみ），おせち料理は作らないのでなんとなく年末年始のお料理風に巻き寿司を作ってみたり（ただし巻きすはないので細巻きは産ラップ2枚重ねで代用し，太巻きは100均で買ったプラスティック型を利用）．2日からは小旅行なので保存食は必要ないこともあって，ごく簡単に，食べきれるものだけにした．

夜はETV三昧で，N響第九〜クラシックハイライトで年越し．紅白歌合戦をほとんど→まったく見なくなってもう何年経つだろうか．今ならタイムラインをモニタしていればいつ何が起きているかすぐ分かるし，分かるからといって見たいと思うものも特になかった．作られた「盛り上がり」にはどうも馴染めなくて，距離を置いてしまう．スクロバチェフスキの第九，オケもよく頑張っていたし，独唱と合唱がとても美しくて，なかなかの聴きものだった．

_ 2011年振り返り

KG3年目の今年，いろんなことには大体慣れてようやく自分の立ち位置も見えてきた．新しく博士研究員を迎えたことで，これまで体をなしていなかった院ゼミやリサミが（大学院志望のB4を巻き込みながらだしM2はいつの間にか来なくなってしまったがw）週1回ずつ運用できるようになり，そろそろゼミらしい活動もできるようになってきた．博士研究員たちは実験メインの研究者なので，卒論生の実験組の指導を分担してもらったり，実験室のメンテナンスで業者との丁々発止wのやりとりもしてもらったりで，大変大きな働きをしてもらっている．また院ゼミで実施している最新論文の輪読会は個人的にもとても有意義で，これまで1人ではとてもフォローしきれなかった最近の研究トレンドに目が向けられるようになった．ゼミ以外でも年末には有志の輪読会（早朝ゲートボールクラブKGB）が発足し，知覚心理学や神経科学についても勉強できそうで楽しみだ．

研究関連活動面では，なんといっても東日本大震災の影響が大きかった．阪神大震災の時とは異なり，自らの立つ地面はぴくりとも揺れることはなかったが，あの日の衝撃とその数日後から始まった日本社会心理学会の震災支援サイト構築に関わる諸活動については，今後もずっと強烈な記憶として残ることだろう．来年4月発行予定の「心理学ワールド」にその顛末を記録させていただく機会を得たのはありがたいことだったし，この活動をきっかけに多くの方と知り合うことができたのは，個人的にはとても大きな収穫だった．次の一歩はどうするのかが課題だが…　また，知り合いの方のご厚意があり，2度にわたって被災地を訪れる機会を得ることもできた．津波に一切を流された，まるで遠い昔に文明が果ててしまった遺跡のようなさまとなっていた亘理郡山元町に立った時に見上げた青い空も，忘れることはできない．もちろん社会心理学者としてこの震災にどう対峙するかは常に考えていて，徐々にアウトプットも出しつつあるが，来年はより大きな成果を上げられるようにしたい．

ここ数年，たまに腰が限界を迎えてひっくり返ることはあるものの，比較的心身共に健康に過ごせているのは幸いなことだ．来年以降もこれも継続し，できればさらに充実させて，しかし根を詰めすぎずにマイペースで頑張りたい．

皆様来る年もどうぞよろしくお願い申し上げます．

_ のんびり年越し

見たいテレビのひとつもないので，タンシチューを仕込み，明日の雑煮用のだしをとり，あとはひたすら最近ツイッター仲間界隈でやたらと流行っている「よつばと！」を読んで過ごした．

_ 年末のご挨拶

さて，相変わらず慌ただしかったこの1年も暮れてゆこうとしております．今年も多くの方々に大変お世話になりました．どうもありがとうございました．来る2013年も，特に心を新たにすることはなく（笑，これまで同様にポスドク・大学院生の指導も含めた研究に邁進していく所存ですので，どうぞよろしくお願いいたします．