2009年06月21日

観音寺第一高等学校・樟樹セミナーで特別講義

6月20日に香川県立観音寺第一高等学校の「樟樹セミナー」にお招きいただき,「科学としての心理学・社会心理学入門」と題して特別講義を行いました.

観音寺第一高校には,昨年度もJSTのSPP講座の一環でお邪魔したことがありますが,その際は錯視に関するお話をしました.今回は「ご専門のお話を」ということでお招きいただいたので,思う存分社会心理学について語ることができました.ミルグラムの服従実験(とその追試)についてとりあげ,人間の行動や心理が個人の内面とそれを取り巻く状況の交互作用によって成り立っている,という社会心理学の基本的な考え方についてお話ししました.

170名ほどの生徒さんと先生方に熱心に話を聞いていただき,質疑応答も大変活発でした.「服従実験で,教師役と生徒役の性別が異なっていたら結果が違っていたでしょうか」「社会心理学は具体的にどのように社会の役に立っていますか」など,大変鋭い質問も出て,講師としては大変うれしかったです.

関学,そして総合心理科学科のパンフレットを配布し,PRもさせていただきました.オープンキャンパスについても告知しましたので,是非一人でも実際にキャンパスに足を運んでくださる方が増えることを期待しています.

投稿者 asarin : 2009年06月21日 08:12